インタビュー

モノはいらない、人さえいればいい。60代シングルの日々を「シェア家族」とともに暮らす選択(松野美穂さん/ライフシフト年齢55歳)

30代後半にご両親を立て続けに亡くして以来、家族の思い出が詰まった神奈川県横浜市の大きな一軒家をひとりで守り続けてきた松野美穂さん。「家を守ることだけが生きがいだった」という松野さんがその家を手放して55歳で移り住んだのは、ロフト含め8畳のシェアハウスの一室でした。 松野美穂さん(NO.111/シェアハウ... 続きを読む

自分の人生を生きたくて、ビジネスモデルを持たないまま44歳でIBMを退職。46歳で「一生を賭けるに足るビジネス」を見つけた(宇佐神悟さん/ライフシフト年齢45歳)

日本では珍しいスピーキング特化型のオンライン英会話「LAT」を経営する宇佐神悟さんは、元IBM社員。IBMには「定年まで安泰」と思って入社しましたが、営業部長を務めていた44歳の時、ビジネスモデルも持たないまま起業を志して退職したそうです。当時高校生の娘さんの父親でもある宇佐神さんが新たな道を一歩踏み出し、夢をかなえら... 続きを読む

人生でやり残したことはこれかもしれない。60歳で未経験から公立小学校の先生に。教員不足の現状がチャンスをくれた(小川みどりさん/ライフシフト年齢60歳)

60歳で教職に就き、東京都内の公立小学校で時間講師を務める小川みどりさん。50代までのキャリアを全力で走り、「還暦を迎えた時、やりたいことが何も残っていなかった」と振り返る小川さんが「小学校の先生」を始めた理由は何だったのでしょうか。背景となる物語とともにうかがいました。 小川みどりさん(NO.109/小... 続きを読む

会社員生活のかたわら、趣味で続けていたシルバージュエリーの販売を52歳で「本業」に。四六時中自然体の自分でいられることが心地いい(児玉奈緒子さん/ライフシフト年齢52歳)

外資系企業の経理部門で働くかたわら40代でシルバージュエリーの輸入・販売を細々と始め、52歳で会社員生活を卒業、「副業」を「本業」にした児玉奈緒子さん。シルバージュエリーとの出会いは29歳で単身渡り、4年間暮らしたシンガポール時代にさかのぼります。 児玉奈緒子さん(NO.108/Atelier Paner... 続きを読む

75歳で二拠点居住、80歳で仕事の形をシフト。バリアフリー建築の先駆者が実践する、長く自立して暮らしていく戦術(吉田紗栄子さん/ライフシフト年齢75歳、80歳)

1964年の東京パラリンピックに通訳ボランティアとして参加したことをきっかけに、バリアフリー建築の道に進んだ吉田紗栄子さん。障がいや高齢をひとつの個性ととらえ、自立して豊かに暮らせる住まいを50年にわたって作り続けてきました。そんな吉田さんが神奈川県横浜市と、熊本県南阿蘇村で二拠点居住を始めたのは5年前、75歳のときで... 続きを読む

56歳で富士フイルムを退職し、「ひとり写真店」を起業。80歳まで働きたいから、50代のいま「小舟」で漕ぎ出そうと思った(吉村英紀さん/ライフシフト年齢56歳)

33年間勤務した富士フイルムを56歳で退職し、2カ月後に“ひとり写真店”「吉村寫眞商店」を設立した吉村英紀さん。インスタントカメラ「チェキ」の再生プロジェクトで活躍するなど充実した会社生活を送っていた吉村さんが定年の60歳を待たず独立したのはなぜだったのでしょうか。 吉村英紀さん(No.106/合同会社吉... 続きを読む

ほぼ寝たきりの毎日から、82歳でバッグ職人に。85歳の今、朝起きてやらなければならない仕事がある幸せ(斎藤勝さん/ライフシフト年齢82歳)

三重県四日市市で暮らす元電気工事士の斎藤勝さん。2020年に家族とともに自宅で始めた工房「G3sewing」がTwitterで注目を集め、看板商品の「がま口バッグ」の注文が全国から殺到。月100個のバッグ製作に励む日々を送っています。82歳でミシンに出合うまではほぼ寝たきりだった斎藤さんが自分の人生を取り戻せたのはなぜ... 続きを読む

「好きな人とやりたいことだけをして生きていく」は夢物語じゃない。4つの仕事の組み合わせで叶えた理想の生き方(荻原直也さん/ライフシフト年齢38歳)

デザイナーとして会社に勤務しつつ、フリーランスとしても活動する一方で、大好きなクラフトビールの専門店でアルバイトとして働き、地域イベントの企画・運営など町おこしにも尽力している荻原直也さん。その姿からは想像できませんが、20代は「会社と自宅をただ往復する暗黒の日々だった」と言います。荻原さんはいかにしてその日々を抜け出... 続きを読む

登り詰めた上場企業の社長職も「ゴール」ではなかった。58歳で結婚・独立し、たどり着いた「ありのままの自分」でいられる場所(山平恵子さん/ライフシフト年齢58歳)

山平恵子さん(No.103/上場企業社外取締役・ダンススクール運営) ■1960年生まれ、大阪府出身。1983年神戸大学工学部卒業、クボタハウス株式会社(現サンヨーホームズ株式会社)入社。2011年取締役常務執行役員、2013年取締役専務執行役員。2015年、社長に就任。2017年サンヨーホームズ コミュ... 続きを読む

社会人経験ゼロの24歳のシングルマザーが、漁師をたばね漁業を変革。働く人の命を守り、安全な食を未来に届けるために(坪内知佳さん/ライフシフト年齢19歳、24歳)

坪内知佳さん(No.102/株式会社GHIBLI代表取締役) ■1986年、福井県生まれ。名古屋外国語大学を中退後、山口県萩市へ移住。2010年10月に漁業の世界に飛び込み、2011年11月、3船団・約60名の漁業者とともに任意会社「萩大島船団丸」(個人事業)を設立し、代表に就任。 2014年に株式会社GHIBL... 続きを読む

東京から港町・三崎に移住し、夢だった「小さなお店」をオープン。自分の人生は自分で作っていくという覚悟が私を変えた (古矢美歌さん/ライフシフト年齢29歳)

古矢美歌さん(No.101)/「蒸籠食堂 かえる」店主 ■1992年、大阪府生まれ。2012年レコールバンタン大阪校 フードスペシャリスト学科パティシエ&ブーランジェ専攻卒業後、上京。フードコーディネーター事務所などを経て飲食業界専門の人材会社クックビズ株式会社に3年間勤務。株式会社KDDIコミュニケーションズ、... 続きを読む

リクルート、Jリーグチェアマン、そして新たな挑戦の道へ。原点は2歳で亡くなった息子のように「きれいな表情」で生きたいという想い(村井満さん/ライフシフト年齢28歳、54歳、62歳)

村井満さん(No.100)/株式会社ONGAESHI Holdings 代表取締役CEO ■1959年生まれ、埼玉県出身。早稲田大学法学部卒。1983年日本リクルートセンター(現リクルートホールディングス)に入社し、人事担当の執行役員、香港の関連会社取締役社長などを歴任。2008年から2013年までJリー... 続きを読む

これから先はもっと“我がまま”に生きよう。医療・介護業界から「半農半会社員」を経て、46歳で「農」を専業に(清水雅大さん/ライフシフト年齢46歳)

清水雅大さん(No.99)/繁昌農園スタッフ ■1975年、東京都生まれ。1999年、大学の福祉学科卒業後、株式会社ニチイ学館に入社。2008年、株式会社エムアウトで医療系ベンチャー企業の立ち上げに参画。2016年、医療法人社団 焔 やまと診療所に入職し、在宅医療の普及や「おうちにかえろう。病院」の新規開... 続きを読む

「主婦ブロック」で自分を縛っていた私を動かした、息子の言葉。44歳からコーヒーの焙煎を学び、51歳で自宅に工房をオープン(渡邊智子さん/ライフシフト年齢44歳)

渡邊智子さん(No.98)/天使のはしご ■1970年大阪府出身。子ども服メーカーの販売スタッフを経て、1992年に結婚し、専業主婦に。夫の転勤で引越しを繰り返しながら、2男1女を出産。2005年、兵庫県川辺郡猪名川町で暮らしはじめる。2016年珈琲焙煎工房みさご珈琲第10期珈琲マスター講座修了。自家焙煎... 続きを読む

商業施設運営事業に失敗して全てを失い、58歳で塩職人として再出発。70歳の今、「塩じい」として二度目の人生をひたすらに生きる (川畑清嗣さん/ライフシフト年齢58歳)

川畑清嗣さん(No.97)/宮崎海塩工房 ■1952年宮崎県生まれ。東洋大学法学部卒業。東京都内のニットメーカー勤務を経て、1974年宮崎県で婦人服店を開業。複業商業施設の運営も手がける。2009年に事業をたたんだ後、宮崎県・日南海岸にある自宅兼工房で塩づくりを開始。昔ながらの平釜式製法で天然塩製造に取り... 続きを読む