新年、明けまして、おめでとうございます!
昨年(2023年)は、元旦の能登の震災、その翌日の羽田空港での飛行機事故という大変なスタートになりました。能登地方では、その後の豪雨災害もあり、厳しい状況が続いています。復興に向けて、心よりお祈り申し上げます。
また、昨年は、世界的に「選挙の年」でもありました。
ロシア大統領選挙、欧州議会選挙、インド総選挙、台湾総統選挙、アメリカ大統領選挙、日本の衆議院選挙など、世界の60ヵ国以上で選挙が実施され、世界人口の半分近くが投票に行ったとのことです。
その結果の多くは、既存メディアの予想を裏切るものが多く、民主主義や国際協調に大きな不安を感じている人も多いのではないかと思います。
そして日本は、新しい年「2025年=昭和100年」を迎えました。
明治維新から約160年。敗戦から80年。
昭和の高度成長の始まりから60年。バブル崩壊からの失われた30年。
この二つの倍数が交差する2025年。
その交差点は、同時に「昭和100年」でもあります。
今の日本は、実に様々な面で「昭和」時代に生み出された仕組みが生き続けている社会です。
教育や企業の在り方、年金や社会保障制度、男女の役割意識、などなど。
私たちは、今、大きな分岐点に立っているのかもしれません。
キーワードは、「ライフシフト」。
学校も会社も年金や社会保障制度も全てが変わらなくてはならない中で、やはり、真っ先に変わらなければならないのは、私たち一人ひとりのマインドです。
誰のものでもない、「自分の人生を生きる」。それがライフシフトの出発点。
新しい100年の世紀が実質的に変化し始めるには、四半世紀、つまり25年くらいの時間がかかるという説を聞いたことがあります。そうだとすれば、2025年は、本当の21世紀が始まる年なのかもしれません。
戦後の80年間に信じられて来た“常識”が根底から覆される今、私たちは、本当に新しい時代を構想し、実践していかなければならない時代に突入したのだと思います。
私たちライフシフト・ジャパンも新しい旅を始めます。
「日本発の“ライフシフト社会”を創る」というビジョンの実現に向けて。
*イラストは、「旅人の木」の種。「旅人の木」は、マダガスカル原産のバナナに似た植物で、成長すると葉が東西方向に扇状に広がることから、旅人にとってコンパスの役割を果たしたり、葉柄に雨水を貯めるため、乾燥地帯の旅人に飲み水の供給源として利用されたなど、その名には様々な由来があるそうです。
英名は「Traveller’s Palm(旅人のヤシ)」、標準和名は「扇芭蕉(オウギバショウ)」。
花言葉は「何ものも恐れぬ精神」。
新しい旅を始める私たちの2025年の象徴です。
ライフシフト・ジャパン株式会社
代表取締役CEO 大野誠一