【KX Monthly SessionⅣ】昭和100年。日本のカイシャはどこへ行く? 

《SessionⅣ》島田由香さん(YeeY :共同創業者/代表取締役)と考えるKX(カイシャ・トランスフォーメーション)5つの課題

人生100年時代にふさわしい「人と会社の新しい関係」の探索・提言を行っている「カイシャの未来研究会2025」(主査/ライフシフト・ジャパン代表取締役CEO大野誠一)は、2025年3月より10回のシリーズセッション『昭和100年。「日本のカイシャ」はどこへ行く?~KX(カイシャ・トランスフォーメーション)5つの課題』を開催中です。

昭和100年となる2025年までに、昭和モデルの経営から脱却できない「日本のカイシャ」を、人生100年時代の会社=「“人”が主役の会社」へと変えていきたいと6年余にわたって活動してきた研究会の集大成となるセッションです。

毎回、研究会コアメンバーの一人がメインスピーカーとして、持論や想いを展開していきます。SessionⅣ(2025年6月11日開催)のメインスピーカーは、島田由香さん(YeeY共同創業者/代表取締役)。

WX(ウェルビーイングトランスフォーメーション)をキーワードに掲げ、企業や自治体・個人が挑戦するあらゆる変化の根幹にウェルビーイングな視点を取り入れる施策を次々と展開しているYeeYの代表であり、一般社団法人日本ウェルビーイング推進協議会の代表理事でもある島田さんとともに、“ウェルビーイング”の未来を考えました。

 

<開催概要>

開催日時:2025年6月11日(水)12:00~13:00

メインスピーカー:島田由香(YeeY:共同創業者/代表取締役)

ホスト:大野誠一(ライフシフト・ジャパン:代表取締役CEO)

    野田稔(明治大学専門職大学院グローバル・ビジネス研究科:教授)

    豊田義博(ライフシフト・ジャパン:取締役CRO)

<このセッションのエッセンス>

  1. 1次産業ワーケーション®の意義

島田氏が展開する1次産業ワーケーション®は、単なる農業体験ではなく貢献作業を行うことで、地域と個人のウェルビーイングを同時に高める革新的な取り組み。農家や漁師、木こりとの直接的な作業を通じて、参加者は自己の存在意義を再発見し、地域社会との深い繋がりを実感する。経済的利益よりも、人間的な成長と相互理解を重視している。

  1. ウェルビーイングの実践的アプローチ

ウェルビーイングを理論ではなく体験として提供することが最大の特徴。参加者の感情変化を科学的に分析し、ポジティブ感情の増加とネガティブ感情の低下を実証。農作業を通じて没入感、関係性、感謝、達成感などを実感することで、個人の内面的成長を促進する独自のメソッドを確立している。

  1. 地域活性化と越境的つながり

異なる地域の1次産業従事者同士のネットワーク構築を重視する。和歌山、三重、福井、石川、富山の6つの地域で展開し、農家や漁師が互いに支え合う仕組みを創出。単なる労働支援を超え、地域を越えた人的交流と技術共有を実現している。食料危機や耕作放棄地問題に対する草の根的なアプローチとして注目されている。

  1. 組織と個人の関係性の再定義

従来の企業内での働き方を根本的に問い直す試み。会社という枠組みを超えて、個人の存在意義や自己実現を重視する。分業化された仕事の意味を再発見し、自分の仕事が誰かの役に立っているという実感を得られる機会を提供する。組織と個人の新しい関係性モデルを模索している。

  1. 社会変革への挑戦

ライフシフトの実践として、既存の社会システムに挑戦。単に個人の働き方を変えるだけでなく、地域、農業、コミュニティ全体の価値観を transformする野心的な活動。企業研修として全国に広げることを目標とし、日本社会のウェルビーイングを根本から底上げしようとする壮大な構想を持っている。

 

<このセッションのキーワード>

#梅ワー

#一次産業ワーケーション

#37(みな)ベース

#Well-Being底上げ

#TSUNAGU

#地域の人事・日本の人事

#住民・地域の方の大事にしていることを大事にする

#PERMA model

#島田由香

#ライフシフト・ジャパン

 

<参加者の声(アンケートより)>

記憶に残った印象的なフレーズ
命を懸けてやっている

→ 情熱と本気度をこれ以上なくストレートに伝える言葉。

ウェルビーイングが爆上がりする

→ 耳をひく勢いのある表現。直感的にビジョンが湧く。

どんな気持ち(Being)かは表に出る

→ 内面と行動のリンクを示す、短く鋭い心理の真実。

1ミリでも変化すれば日本は変わる

→ 希望を宿したミニマルかつ強いメッセージ。

3はマジックナンバー

→ 直感的に記憶に残るユーモアある象徴ワード。

レジリエンス=倒れてもいい&倒れる事もあるけど、戻れるのがウェルビーイング」

 

心に刺さる言葉・表現(共感や気づきを促すフレーズ)
人のチカラを解き放つお手伝い
→ 支援することの意義とやさしさが滲む表現。

田舎にいると当たり前の事を価値にする”シビック愛”
→ 見過ごされがちな価値を再認識させてくれる共感ワード。

いつもと違う行動をしてみようと思いました
→ 個人の中に起きた“変化のきっかけ”が素直に伝わる。

想いの力を実感しました。そして、考えているだけでなくカラダを使って動くこと
→ 実践の力、行動の価値をリアルに描いた表現。

ウェルビーイングを体で感じる体験が大事
→ 概念を超えて“実感する”ことへの強い共感。

倒れてもいい。戻れるのがウェルビーイング
→ しなやかで包摂的な生き方への肯定と励まし。

自分たちのコミュニティや組織の中の意見が、必ずしも世の中ではない
→ マーケターの視座としても響く、自戒と洞察の言葉。

 

<アーカイブ映像(フル動画)>

 

<全文テキスト>

【37(みな)ベースから中継:大野&豊田が「梅ワー」を初体験】

大野:皆さんこんにちは。ライフシフト・ジャパンの大野です。KXセッションの4回目ということで、今日は、和歌山県みなべ町の、島田由香さんの拠点になりました(拍手)。

今日はよろしくお願いします。

島田:よろしくお願いします。

大野:今日は、環境や設備がいつもと全く違う非常にチャレンジャブルな感じになっています。はい。 これから13時まで進めていきたいと思います。

今日のゲストは、改めまして島田由香さんです。 

島田:よろしくお願いします。

大野:まず今日お邪魔させていただいているみなべ町、拠点の場所ですけれども、「37ベース」と書いて「みなベース」と読むということなんですが、まずはこの場所のご説明をしていただいてもいいですか。

島田:はい。ありがとうございます。ここは、和歌山県はみなべ町の東本庄という地域にありまして、古民家を買わせていただいてただ今真っ最中の(後でちょっとお話したいんですけど)今回大野さんと、豊田さんにもご参加いただいた梅ワーケーションの運営拠点にしています。  

梅ワーをやっていくのに、みんなボランティアで運営を頑張ってやっているので、交通費は出せないし、でも泊まるところぐらいは、みんなで泊まりあえたりとかする拠点があったり、農家さんとミーティングができたり、(今日みたいにスクリーンがあって)セミナーができたりって、そういう場所があったらいいな、みんなが集える場所があったらいいなと思い、ご縁があってこの場所を見つけていただいて作りました。「みなべ」なので「みな」で「3」と「7」で、「ベース」っていうのはみんなの起点になるとか、基軸になるとか、ここがベースになって、ここから未来が広がるし、私はみなべから日本がよりよく変わるというインスピレーションがあるので、それを名前に込めまして。通称「ベース」って呼んでいます。

大野:かなり大きな古民家ですよ。

島田:そうですね。20人くらいは泊まれるかな。

大野:ここはある種、コミュニティスペースだったり、コラボレーションスペースだったりで、いろんな使い方をされてるんでしょうけれども。島田さんは、2年前からこちらの方に住民票も移して?

島田:はい。この9月1日で3年目になりますね。みなべ町に住所を移したので、「町民」であり「和歌山県民」です。

大野: はい。今お話ありましたけど、「梅収穫ワーケーション」愛称「梅ワー」。大野と豊田も昨日初めて参加しました!

島田:参加くださって本当にありがとうございました。

 

【ひたすら無心で梅を「ひらい」まくる体験】

大野:ありがとうございます。昨日ね、午後半日もとにかく梅を拾いまくった。

ひたすら拾いまくるという半日を過ごさせていただいて。なんだか本当に無心になりました。

島田:それが大事なんです。

豊田:いや、すごい汗ですから。こんなに汗が出るんだなってことは、実感できましたね。はい。

島田:日々、あんまり出してないでしょ、汗。身体から水出していくのって、すごい大事だから。「泣く」っていうのもやっぱり大事だし、汗をかくのと、それから利尿作用も含めて、水を循環させるっていうのは、すごく身体に大事!

大野:汗は、すごくあったんですよ。昨日雨だったんでね。 カッパをジーパン履いてる上からカッパを着てたら、もう、中は汗すごくって。今日朝起きても、シャツはまだ乾いてませんでした。僕、経験ないんだけど、ジーパンも汗でぐっしょりでびっくりしたんだけど。一晩かかった後も乾かないぐらいの汗が出てた。

島田:でもきっと、身体はすごく疲れたかもしれませんけど、「心と頭はすごくすっきりする」って、みんな言うの。ほぼ万人が口を揃えてって言うんですが、お2人はどうでしたか?

大野:いや。とりあえずね。もう無心になるって感じですよ。なかなか普段、そういう無心になれる時間っていうのがないから、そういう意味でも、本当に汗もすごいんだけど、そういう意味だとシャワーを浴びたみたいな感じの。

島田:なんかもう雨なのか汗なのかわからないぐらいですよね。

豊田:本当にそうですね。私、帽子がびしょ濡れで、汗なのか雨なのかわからない・・・。

大野:はい。 とてもいい時間を過ごさせていただいて。  後で少しお話が出てくるかもしれませんけれど、みなべ町にこの「梅ワー」を通じて関係人口がガーッと増えてると思うんですけど、だけじゃなくて昨日「東光さん」っていう農家さんに案内をしていただいたんですけど、「東光さん」自身も何かこれが始まって人生変わったって、おっしゃっていて。 ライフシフト。 

島田:そうですね。まさにですね。

大野:東光さんにライフシフトが、60になった頃に、「梅ワー」が始まって、それまでは畑と家を往復する生活があって、人と話すとかっていうことあんまりなかったけど、「梅ワー」が始まったら、いろんな人に話をしたりFacebookのページ作ったり、人前で話をするとかっていう機会も増えて、「もう人間変わった」とおっしゃったんですよ。

島田:いや〜、嬉しい。

大野:「梅ワー」が農家さんの人生というかライフシフトも実現しちゃってるんだなというのが、すごいびっくりしましたね。

島田:すごく面白いなと思ったのは、お二人には、通常通り、LINEから梅ワーの予約をしていただいたじゃないですか。 このLINEのシステムを運営メンバーの1人のエンジニアの「島田哲郎君」が作ってくれたんです。「哲郎神(テツロウシン)」って、「神」って呼んでるんです。エクセルで管理した初年度の大変さから、参加者のお申し込みと農家さんのマッチングがシステムで自動でできて、しかも各農家さんのニーズを何%満たしているかに応じて、申し込みの振り分けが自動でできる仕組みにしたい、といった私のリクエストを聞いてくれて、作ってくれたんです。

お二人が通常通りこのLINEの仕組みから申し込んでいただいて、たまたま当たったのが「東光さん」だったっていうのがもうすごい!当たったんですよ。ガチャだから。それでお二人が「東光さん」のところだったっていうのも、すごくいいなというか、やっぱり「もってる!」と思ったんです。なぜなら、お二人が、ライフシフトをやられている中で、ライフシフトが起きている農家さんとマッチングするなんて!誰においてもいつでもライフシフトって起きると思うんです。年齢に関わらず。でもどちらかというとやっぱり会社にある程度長く勤めるとなかなか動きにくかったりとか、年齢とともにいろんなことを思ったり考えたりする中で、ちょっとキャリアの展望が見えなくなったりとか。 人生ってともすると「もうこのままでいいや」って思いがちだけれども、東光さんは60って言ってましたよね。

大野:還暦を過ぎて人生変わったっておっしゃってたんで。

島田:すごいライフシフトが起きてる!

大野:何歳でも起きる!

島田:そう。何歳でも起きるし、もしかしたら自ら動いたと思ってないかもしれないけれども、実は動いていたから東光さんみたいなことが起きているんだとも思うんです。なぜならそれは、「こういうことやるから、受け入れ農家さんやってくれませんか」っていう初年度の最初のその一言に東光さんは「いいよ」って言ってくださった。動いてくださったんです。この一歩が今に繋がってるわけですよね。

やっぱり新しい体験とか新しいチャレンジがすごい大事。今日もそうじゃないですか。新しい場でやってるから。

大野 :かなりドキドキですからね。

島田:それは一歩なんですよね。

 

【「雇われる働き方」から「雇われない働き方」への変化】

大野:ありがとうございます。 今日このシリーズの確認を少しして、そして今日の本題に入りたいと思いますけれども、「KX=会社トランスフォーメーション」っていうキーワードで、ずっと島田さんとも話をしてきてるわけですけど、「人生100年時代」と言われるようになってやっぱり会社と個人の関係もかなり根本的に変わっていくということで、2018年頃から、この話をいろんなメンバーとしてきました。 今回、「カイシャの未来研究会2025」という研究会を立ち上げて、もう7年経つんだけど、「2025年って昭和100年」ということで、まさに今年なんですよね、昭和100年。

 一応研究会のファイナルイヤーだと思ってますけど、日本の会社はどうなってるのかなと。  何か変わったような気もするところもあるけど、なんだかちっとも変わってないなと思うところもあるなということで、今年3月からずっとシリーズで年末までこのシリーズものをやっていきます。

今日は4回目が島田さんがゲストということなんですが、前回、先月、3回目にはサイバーエージェントの曽山さんにゲストに来ていただいて、とってもシンプルで素敵なプレゼンをしていただきました。

サイバーエージェントの曽山さんが言っていたのは、「もう会社の中のこととか、人との関係で、もう全部ばれる、隠し立てできない。 この今のSNSのオープンな時代で、全部バレバレになっちゃうよね」ということで「経営との言行一致」とか、定性情報というか「こういうことをちゃんとやってないと駄目だよね」というお話をいただいたり、「RAXP(=リアリスティックXプレビュー)」っていうことで、ジョブとかビジネスとかピープルとかキャリア、フューチャーということをきちんとプレビューできない会社は、もう結構きついんじゃないのかなという話をしていただきました。そういうことに対して、様々な感想もいただいていきました。 

年末まで、このシリーズをずっと続けていくんですね。 今日は4回目ということで、島田さんをゲストに、いろいろお話を伺いたいと思っているんですが、島田さんの方からプレゼンをしていただきつつ、会社と個人の関係のこれからっていうところについて伺っていきたいと思います。

研究会が始まったころは、島田さん、まだユニリーバにいらっしゃったんですよね?

島田:あれは・・・2014年?

大野:2018年の暮れにスタートして、議論が始まったのは2019年コロナの前年ぐらいから、いろいろなディスカッションとかセミナーとかを始めましたけど、当時は、島田さんはユニリーバにいらっしゃいました。「とりあえず雇われる働き方をやめました!」っていう区切りを立てて、島田さんご自身もライフシフトされたんだと思いますが、僕も個人的にすごく聞きたかったんですが、それまでの「雇われる働き方をしていた頃」と、その後の「雇われない働き方を始めてから」は、今このタイミングで振り返ると、どういう変化がありました? 

島田:まず一言。「本当に雇われない働き方に変えてよかった!」って、心の底から思っています。だからって「雇われている」っていうことがよくないとは全く思わないです。 むしろ、大企業、ある程度の大きさの企業や、一緒に働く仲間が集ってできているから、組織に属しているから、組織だからできることっていうのもやっぱりかなりあるなと思います。 個人1人とかあるいは2、3人で想いを持ってやっているのもすごいけれど、やっぱり数としてまとまった人たちがいて、一気に大きく動けるっていう、これはやっぱり組織の醍醐味だなと感じます。 

ですので改めて、「組織に勤めて雇われている」っていうことの良さももちろん感じます。でも、とにかく、いつ何時でも自分のいいと思うタイミングで、なんでもやることができる。 時間は自由だし、もうウェルビーイングだだ上がりですね。

悩みは尽きないのですが、悩みの種類と質がガラッと変わったというのが、違いですかね。

大野:今、島田さんがこのみなべ町を1つの拠点にしつつ、全国各地いろんなところでいろんな活動をされてらっしゃいますよね。なんかすごく動き回ってる多動性の・・・

島田:多動だから!断然、多動(笑)

大野:それもやっぱり、「雇われる働き方」を卒業したからこそできるんですよね?

島田:そうですね。ユニリーバのときも、本当に自由に、「超」やらせてもらっていたのですが、今はさらに自由!

大野:それこそ「梅ワー」はずっとやってたんですよね? 

島田:本当にユニリーバは今でも大好きですし、感謝もしていますし、オススメの企業の一つです。そのときももちろん本当に自由にやらせていただいていましたが、それでもやっぱり今みたいには動けない。役員としての責任がありますからね。だから今は、本当に思った通りにスケジュールが組めて、行きたいところに行けるというのは本当に最高ですね! 

いつも面白いなと思うんですけど、みんな私のことを「全国各地を動き回って・・・」っておっしゃってくださるんですけれど、「全国なわけないじゃんー!」って。みんな印象でものを言うから(笑)。私が今、本当に定期的に行ってるのは9ヶ所ぐらいです。

そのメインになっている場所がこのみなべで、これからお話したいと思っているのは、なぜみなべなのか、それはよく聞かれますし、みなべで何が今起きていて、私は今、9ヶ所、その中でも6ヶ所、定期的に行くところがあるんですけど、そこに繋がるお話をできたらと思っています。 

大野:では島田さんの方から、なぜみなべなのかも含めて、その辺りのご紹介をいただく時間を取ってもいいですか?

 

【日本のウェルビーイングの底上げをすることがミッション】

島田:皆さんお昼の時間に来てくださって、ランチ食べながら聞いてくださっていると思うけれど参加してくださって嬉しいです。とにかく皆さん、和歌山に来てください!みなべにいらしてください!お待ちしております。

私は今、「1次産業ワーケーション®」という言葉を作って活動しています。「雇われない働き方」になってから何してるのと聞かれたら、元々ずっと言っていたように、私のミッションは「日本のウェルビーイングの底上げをする」こと。企業に勤めていた時もちろん、自分の属している企業であるユニリーバ社員のみんなのウェルビーイング、つまり良い状態であることが第1目的で、そこに加えて「ユニリーバが関わる地域」や「お取引のある企業様」などもありました。今はその枠がなく、一個人として「1次産業ワーケーション®」を展開しながら、これに賛同する人、それからこれを体験する人を一人ずつ増やすことで、地域から日本のウェルビーイングを上げていくということをやっています。ですので、よく「農業おばさんになったんでしょ?」とか言われるんですけど、「いえいえ、農業おばさんじゃなく、まず農業お姉さんです(笑)」と。さらには、私、今農業だけじゃなくて漁業も林業もやってます。だから「1次産業お姉さん」(笑)。1次産業がどれほど重要な産業なのかというのを痛感したのも、恥ずかしくも、ここ数年です。。きっかけになったのはユニリーバ時代に、ある方から誘われて山口県に連れてってもらったときからなので、ちょうど10年前なんです。 私には田舎がないので、ちっちゃな頃の田舎の経験というのかな、山をかけ巡ってとか川でとか、もちろん旅行とかは連れてってもらいましたけれども、学校の夏休みが終わって(クラスの)みんなが戻ってくると話してる(のを聞くと)“田舎”っていうところがあるんだ!とか。そういう体験がなかった分、きっとその10年前に初めて連れて行ってもらった日本の“地域の美しさと魅力”にすごく心動かされたのかなと。 そこからひらめきも出てきたし、全部が今に繋がってるなと思っています。

「いろんなことをやってる」と言われるんですが、今私がものすごく力を入れていることは、やっぱりこの「『1次産業ワーケーション®』を通じてウェルビーイングを実体感できる機会を提供する」ということです。「ウェルビーイング」を頭で理解して定義を入れて、こういうことですという人を増やしたいのではなくて。むしろ、それはどうでもよくて本当に身体で感じて、心にしっくりきていて、もうさっきの、曽山さん(=Monthly Session Ⅲのゲスト)の(お話)、本当にそうだ!と。ダダ漏れなんですよ、内側のものって。私達の中にあるものもだだ漏れだし、だから企業の中にあるものもただ漏れってことは本当に体験と心で感じてない限り、口先で言っててもわかっちゃうよということだから、「ウェルビーイング」こそ体験してもらいたいと思っています。 

 

【“地域の人事”“日本の人事”として、「1次産業ワーケーション®」を展開】

島田:その大きな機会が、分類すると2つあって、その1つが、「一次産業ワーケーション®」です。みなべ町で今回お二人にやっていただいた梅が今、ちょうど収穫の時期なんです。あと、ここに書かれているように甘夏、みかん、ブドウ山椒、柿、あと木こりというような感じで、いろんな地域と産物で「1次産業ワーケーション®」の機会を展開しています。これは「無料」なのでので 、誰でも気軽に参加できる機会だと思います。

最初に始めた「一次産業ワーケーション®︎」である梅収穫ワーケーションの体験から、きちんとこれらを体系づけて、研修としてプログラム化をしたのがTUNAGUです。各地域の1次産業に関わりながら、生産者さんと事業者さんとともに、地域と本当に繋がって、その前に自分と繋がって、だから地域と繋がれるから結果として地域活性が起きる。プログラムです。6地域でやってるから、いろんなところに行っているように見えているという感じなんですよね。

よく、「島田さんって何やってんの?」と言われるのですがので、こんなことなんです

組織の人事をずっとやってきていますが、実はそれは今も何も変わっていないんです。私は今「企業の人事」ではなく、「地域の人事」っていうか、少しおこがましいかもしれないけど、「日本の人事」をやっていると感じています。

島田:組織にいると、やっぱりいろんな事件が起こるんですよ。 人事をやっているといろいろあります。いや、人事じゃなくても「リーダー」をやっていると何かしらの事件がありますね。そこへの対応も仕事としてすごく面白いし、大事だしそこから得られるものもいっぱいある。その経験があったからこそなんですけど、今は一緒にやらせていただいてるのが「地域の方」「住民の方」なので、本当にいろんな人がいるということが組織とは違っている部分です。企業って、どこかで組織の「パーパス」とか「成し遂げたいと思ってること」「事業内容」に興味関心があって集まってくる人でできているので、ある程度「共感」があるんですよね。みんなそれぞれ個性があって違うけれども、でもやっぱりある程度まとまっている。 

でも、「地域」ってどういう理由でそこに住んでいるかが本当に違う。そこに住むことを望んでいらっしゃる方もいれば、仕方がないと思ってる方もいらっしゃる。先祖代々だからとか、ネガティブ・ポジティブ関係なく、本当に幅が違うし、職業も違うし、大事に思ってることも違う。 そこの「人事」をやらせていただいているっていう感じなので、「事件」と言っていいかわかんないけど、「事件」のケースの幅がいろいろあって本当に悩むけれど、とっても楽しい時間を過ごしています。なので、これまでやってきたこと、やらせていただいたことが本当に生きてると思うし、何よりこういう農家さん、漁師さん、木こりのみんな、事業者さん、地域の住民の方に本当に受け入れていただけているということが本当にありがたく、感謝しています。

自分が何やってるかとか役職みたいなものはどうでもいいんですけれど、今ここに1つ書いていないのが、今年から武蔵野大学で「ウェルビーイング学部」という世界初の学部ができまして、昨年、前野先生が作ってくださって。 

(オンライン上のリアクションを見て)いっぱい(♥が)嬉しいです。ありがとうございます。

大野:「教授」ですか?

島田: 「教授」だということが言いたいわけじゃないんだけれども。「教授」だと、なんかちゃんとしなきゃいけないらしくて、私ちゃんとしてないからちょっとやばいと思っています(笑)。大学で教えるということは、伝えていける場が増えることになる。私が本当に思ったのは、1次産業に若い世代から関わっているっていうことの大事さです。東京にいたら、(1次産業に関わる機会が)ないんですよ。本当に。私はそれを息子にさせてあげられなかったってことが、結構後悔です。。

通常、あんまり後悔しないんだけど、人生に後悔が2つだけあって。1つ目は、(和歌山の)アドベンチャーワールドに、(息子が)ちっちゃい頃に連れてってあげればよかったと、アドベンチャーワールドに初めて行ったときに思ったし。

もう1つがこれです。「 1次産業」というものの魅力に(関わらせてあげられなかったこと)。もっとちっちゃい頃から、それこそ農家さんのところに一緒に行って収穫作業をお手伝いするとか、あと漁師さんの船に乗せてもらって、上から覗く魚の群れの美しさ(を見せる)とかね。あれをちっちゃい頃に見ていたら、職業の興味関心を選ぶ幅は圧倒的に違ってくると思うから。

それって今からでもできるんじゃないかと思ってお父さん、お母さんに来て欲しいし。とにかくですね、企業の方にまず来てほしいと思って、こういったことをやってます。

 

【住民の方・地域の方の大事にしていることを大事にしてほしい】

島田:「なんでやめたんですか?」とか「なんでライフシフトしたんですか?」って聞いてくださると、確かにそう(辞めたりライフシフトをしたりした)かもしれないけれど、そんなおおげさなことだとはあまり思っていなくて、ここに出てる「4つのことだけに、時間とエネルギーを使いたい」という思いの方が強くなっちゃったんですね。 何かが嫌だとか、会社がもう駄目だとかそういうのは一切なくて、超楽しかったし、本当に幸せでしたけれど、でも自分の時間とエネルギーは、もうこの4つのことだけに使いたいなという思いが、年々増してきて。それで2022年の6月30日に退職しました。その最後の1ヶ月で始めたのが「梅収穫ワーケーション」だったということになります。

島田:写真のどこを見ていいかわからない方(笑)、まずこのちょっと怪しいゆるキャラは「ぷらら」といいます。 みなべ町のキャラ「梅の実の精」ですね。

 ここにいらっしゃるのが、さっきお名前の出てきた「東光さん」です!

大野:はい。

島田:この「東光さん」はこれ、1年目の「東光さん」。後で、3年目の「東光さん」が出てきますので、笑顔の違いも見ていただけるといいかなと。 

このようにみなべ町では、5月、6月になると青いネットが一面に敷かれます。梅収穫のやり方には2種類あります。青い実をもいで取っていく「青採り」という作業と、ここにあるように、完熟した梅が落ちる、このネットの上に落ちた梅をこういった「タモ」と呼ばれる、金魚すくいのでっかい網みたいなので、昨日・・・

豊田:(私と大野さんの)2人はまさにそれに昨日、没入しておりました・・・

島田 : 「ひらい」と言います。「拾い(ひろい)」ではなく「ひらい」って言うんですけど。私が大好きなのはこの「梅ひらい」。かつ「雨の中」の梅ひらいが最高なので、お2人は最高のコースをやってくださったんですね。こんな感じで、私は、毎年毎年、5月、6月、7月を過ごしています。

島田:はい。 これ、私ですね、この右下の。はい。「農業・梅お姉さん」ですね。これも東光さんと東光さんの妹さん!はい。 この横顔、私です。

実は、ここだから言っちゃうと、安倍昭恵さんも毎年来てくれていまして、左上(の写真に映っています。)そういうの、すごくありがたいなと思っております。   

島田:今年で4年目になります。初年度だけ1ヶ月やって、気づいたんですよね。私たちは収穫だけやっていて、ふと、この青いネットって誰がいつ敷いているんだろう? こんなに広大に敷かれていて。農家さんがやってると(聞いて)。げ!!こんなに大変なんだ!来年は5月から、敷くところからやりますということで、70日間に延ばしました。なので、5月は収穫ではなく、草刈りまくって、ネット敷いてます。これ(=ネット敷き)をやっていただくと、梅収穫のときにネットがこう(敷かれていたら)いいのに(などと)よりわかるのでおすすめです。 

やっぱり一連の作業をやっていただくと、全部が効果的にアップグレードしていくから。1年目は収穫だけだった方も、ぜひまた次の年に、準備から来てもらえるととてもいいです。。

今、私は22軒の農家さんとやらせていただいています。毎年大体見ていただくと250人弱ぐらい実数で来てくださり、リピートくださる方もいるんですよ。 2回、3回と。なので、400人弱ぐらいの方が、毎年来てくださっています。 

島田:今私がやってるのがこの「運営」の真ん中のところです。 シンプルに梅農家さんと「参加するよ」と言ってくださってる方をマッチングする、それがさっきお話しした「LINEシステム」です。これもメンバーが一生懸命作っていて、 私達がやっているのは、告知して集客して申し込みの管理をして、参加してくれる方に説明会をすることです。

この説明会、オリエンテーションが実は超重要です。そこですごく大事なマインドセットの話をしています。まず「お客さんじゃありません」っていう一言からスタートします。だから「すごくケアはするけれども、おせっかいもしないし、送迎もしません。全部自分でやってください。困ったら絶対助けます」って。でも、全部ウェルビーイングファーストで、とにかく「いいなと思ったら来てください」と。 それからもう一つ伝えているのが、「住民の方、地域の方が大事にしていることを大事にしてほしい」と(いうこと)。

 それは、もしかすると意図なく私達が言ったりやったりしていることが、すごく失礼だったりとか、傷つけてしまったりすることがあることを知っておいてほしいという(こと)。 その“マインド”があるだけで変わるので、やっぱりどういう気持ちでいるか、“どういうBe-ing”かは外に出ますから、それが“良い”、つまり“Well-Being”であるってことが全てのところに組まれた形の活動をさせていただいている。それが今の私です。

ありがたいことに、昨年、国の賞もいただきました。そこで言われたことが、私には嬉しかったんです。賞をもらったのも嬉しかったけれど、国が3つ(の団体)だけを選んでくださって、コメントとプレゼンをしてくださったんです。その中の1つに”梅ワー”を選んでいただいて、国が2つのことを言ってくれました。「Well-Beingをベースとして新しいライフスタイルを構築していくのに非常に良い」と。2つ目は、「他の地域の1次産業にも応用可能なモデルだ」と。 もうその時点で実は「みかワー」が始まってました。  三重県の御浜(みはま)町、年中みかんがとれる町です。

そして今日リアルで、そのみかん農家さんも(この場に)来てくれています。本当に。リアルで。わざわざ2時間??<みかん農家さんに尋ねる>かけて来てくれて本当、ありがとうございます。本当に。

(御浜町のみかん農家さんは)「しょうちゃん」と「マミさん」って言うんですけれども。いつも、しょうちゃんとマミさんのところのいろんな種類のみかんを直接仕入れさせていただいて、我々の「フレッジュ」という生搾りジュース屋さんを、この梅ワーの時にやってるのも、しょうちゃんとマミさん、それから「みのるん」という大好きなお父さんほんと、ありがとうございます。こんなことをやっています。 「『一次産業ワーケーション®』ってなあに?」とか。うん。ここから派生したTUNAGUという研修、これも後で、よかったらちょっと喋りたい!

大野:そうですね。ではこれぐらいに。1回目いったんここで止めていただいて。

ありがとうございます。いくらでもお話いただけると思いますけれども(笑)。

今のお話、「“梅ワー”なるものがどんなものなのか」っていうのは、だいぶ感じられましたね。僕たちも昨日やったばっかりなんで、もう時間がだいぶ経っている中で、今日この場所にお邪魔して、お話をさせていただいてるわけですが。

由香さんもね。さっき「自分自身のWell-Beingがだだ上がり」とおっしゃってましたけれど、ある意味、由香さん自身が一番変わった?

島田: やっぱり、自分の変化って自分が一番気が付かない。近くにいる人や、久しぶりに会った人がそう言ってくれるっていうのは、すごく大事なのかもしれない。そういう意味では変わったのかな。

 

【梅ワーが梅農家さんにも起こしたライフシフト】

大野:僕は昨日、先ほどちょっとお話したように「東光さん自身が、『すごく自分自身が変わった』って(仰っていて)農家さん自身が変わるというのを想像していなかったんですが、すごくインパクト(が強くて)、なんだかすごく爽やかに感動しちゃったんですけど。その参加者がいろいろな体験をしてWell-Beingを上げていくというのはすごく想像できたんだけど、農家さんもこんなに変わるんだということにすごくびっくりして。 

島田:いやでもそれは実は私もちょっと驚きでして。じゃ、ちょっとだけシェアしてもいいですか。

大野 :大丈夫!さっきの続きですね!

島田 :はい。想定してたことと、想定外だったこと。

想定していたのは、大変な作業を無償でやってくれるということは、すごく喜んでくれるだろうなと思っていましたけれど、想定外だったのは、これ、梅農家さん夫婦の写真なんですけれど、この2人、ものすごく仲良くなったんですって。6月の収穫の時期は喧嘩が多かったんですって。(そう言ったら)失礼ですけど。

6月って梅を採りまくらないといけない。 1年かけて育ててきた実が落ちて、1個でも拾わないとならない。 落ちたらその瞬間からケアしないと実は悪くなって(いく)。とにかくその日に採るんだけれども、もしお2人だけだったら、広大な畑で採れる数って2人分です。けれども、もしそこに1人入ったら(採れる数は)1. 5倍になりますよね。 3人になるから。もしくはここに10人入ったらって。要は誰かの存在(「手足を動かす」という言い方をしますけど)があればやっぱりその分、倍々と採れていくとなったら余裕もできるし、そうしたときに、作業の量が増えることはもちろん嬉しいだろうなとは思ったんですけど。

何が良かったかというと、入れ替わり立ち替わりいろんな人が来てくれて 刺激になる。それから、人が来てくれるから、お母さんはお母さんでやっぱりちょっと、綺麗にしなきゃって思うんですよね。お父さんはお父さんで、かっこいいとこ見せなきゃって思う。やっぱり人間って、そういうところあるじゃないですか。それが効を奏していると思います。

シンプルに言葉を選ばず言いますと、ダイバーシティとか男女平等とか、女性活躍推進とかって、大切なことだと思うんだけど、行き過ぎてるんじゃないかなって、私は組織にいたときから思っていて。「女が」とか「男が」とかではなくて、人間がどの人も取り残されるべきではないし、どの方も含まれるべきだし、どの方の個性も強みも存在も大事だってなったときに、やっぱり「女性が」「男性が」みたいに(表現するのは)なんかこれ(違和感があるなぁ)って思っていた部分があったんですけれど、一緒にこういう作業をさせていただくと、やっぱり男性って力強くて頼もしくて、本当にかっこいいなって。私たち(女性)が持てないものをさっと取り、職人の勘で、崩れ落ちそうになったら押さえてくれて、「頼もしさ」というものがある。頼りたいと思う一方で、お母さんたちが本当に心を込めて作ってくださったランチとか、ご飯とか、入れてくださるお茶とか、あと梅ジュースとかちょっとした心配り。テキパキ動かれて、なんだかやっぱり女性の柔らかさって、安心するよねって。「女性らしさ」「男性らしさ」みたいなものを私はすごく感じたんですよ。

これって組織の中にいたら、もしかするとちょっと違うふうにとられるかもしれないけれど。

このお2人も、コミュニケーションが増えていつもニコイチ!すごくいいでしょ(笑)。

島田:それから、はい。 これが3年目の東光さん。

東光さんが梅ワーに入られる前を私は知らないけど、こんなに笑わなかった、こんなに喋らなかったとみんながおっしゃっていて。

大野:うん。「1日誰とも話さない日が多かった」っておっしゃってましたもんね。

島田:やっぱり収穫しないとって思うから。ちゃんとやらないとって。だから家族の中ではピリピリするって、みんなおっしゃってたんですよね。  もう1個でも早く採らないとって。

そこに余裕というか、繋がりが生まれて出会いが生まれて、作業に余裕が生まれる。こんなことがあったのかなって。

こんなふうに思っているから、予想外だったことは、Well-Beingが農家さんも、上がるんだと。「繋がり」(がもたらす)、強さとパワーを感じました。 

豊田:大野さん。我々もおっかなびっくり参加したわけですよね(笑)。

だけど、すごくフレンドリーに接してくださって、とてもコミュニケーションが豊かですし。我々からも、引き出してくださって、「参加する姿勢」がさらに上がったという実感が梅を採り始める前からあって。我々は梅を採りに行ったんだけれど、「農家の方々と一緒に何かをしに来た」んだなと思えたんです。

島田:嬉しい!

豊田:そういう活動だし。あとは、昨日も大野さんと話してたんですけど、昨日私達がやったのは、こんなにある工程(手を広げて)のごく一部に過ぎなくて、こんなにある工程の“ここだけ”だと考えると、本当に奥深いし、大変だし。我々はどこまでお役に立てたかわかんないなと思いながら。でもこれはすごく大切だったし、我々にできることが逆にたくさんあるんだなと感じたわけです。

島田:本当にね。マジで、来てくださるだけで本当にありがたいし、とっても役に立っているんですよ。 そこに私達参加者も、自己肯定感とか自己効力感を感じるし、普通に日々仕事してたら、達成感ってそんなに毎回毎回感じないというか。けれども目の前でもうボールプールのようにブワーーーッと地面に落ちていた梅の実をひらいまくって、超キレイになってるの見たら「ヤッター!!」って感じがするし。それを黄色いコンテナに、こうやって入れていくでしょ。梅の実がいっぱい詰まったコンテナが何十ケースと貯まっていったら「おーーー!ヤッター!」って、ものすごい達成感ですね。

かつ農家さんからは、心の底から「ありがとう」って言ってくださる。「ありがとう」「 ありがとう」って、こんなに「ありがとう」って言われることあるかな、仕事してて。そんなにないですよね。やっぱりこれ、結構大事なことかなと思っています。 

大野:はい、ありがとうございます。本当に。昨日東光さんからもいろいろお礼を言われました。僕「こちらの方がありがとう」って感じでしたけれど。

先ほど「TUNAGU」というプロジェクトもありました。 今日多分いろいろ・・・とはいっても、今日聞いていらっしゃる皆さんはまだ会社の中に居るという方もたくさんいらっしゃると思うんで。「一次産業ワーケーション®」がどういうプログラムをされているか、「TUNAGU」の部分を少しご紹介、お願いします。

島田:ありがとうございます。梅ワーについては、今はすぐ参加できるようになっています。ここに出していますが、noteを見ていただいて、このQRでLINEでお友達登録ができるので、自分で日を選んでいただくと、梅ワーに参加するスケジュール予約ができます。 

豊田:簡単にできました!

島田:そこに参加のしおりなんかも載せているので、登録しなくても、(「梅ワ―」って)どういうことなんだろうというのは、そこを見ていただけると早いかと思います。ご参加お待ちしています。そしてもう1つが、そこから派生してできた「TUNAGU」という、私が今一番命かけてやっている活動になります。

 

【6カ所で展開する”自律”人材の育成と地域活性を同時に起こす研修-TUNAGU(ツナグ)】

島田:これがその様子です。今6つの地域で展開しています。

和歌山県ではこのみなべ町とすさみ町で、そして福井県高浜町、石川県能登町、それから昨年からは富山県の魚津市、三重県の尾鷲市も加わって、最初は4地域でスタートして、2年目から6地域で展開しています。農林漁業を自由に選び、その作業に従事しながらWell-Beingが確実に上がる「1次産業ワーケーション®」を活用した”自律”人材の育成と地域活性とを同時に起こしていく、そういうプログラムになっています。とにかくこのTUNAGUを企業の研修として全ての企業が取り入れるようになるのが私の今の夢です。 

島田:TUNAGUにはそれだけの価値があると、3年やってきて思っています。それぞれの地域に農林漁業全てがあるところもあれば、農業だけ、林業だけという地域もありますが、地域の生産者さんと事業者さんと一緒に汗をかいて作業で貢献する、これがすごく大事なことで、手・足・頭・心を動かして作業し、貢献して帰る。単なる「体験」じゃなく、「貢献」作業をして帰る。住民の方はもちろん、生産者さん、事業者さんも含めて必ず住民の方とご飯を食べる、飲むのもそうだし、交流して帰ってくるということをやっています。今は3泊4日でも参加できるようにしましたし、ちょっと長いと感じるかもしれないけれど暮らしを感じられる6泊7日。私のおすすめは3泊4日+3泊4日+6泊7日。3回来ること!

マジックナンバー「3」なんです! 

これは企業にいるときからもずっと思っていたことなんですけど、何でも「3人で行く」何でも「3人でやる」。そうすると持ち帰りと継続が全然違うんです。だから一瞬、コストが3倍かかるじゃんと思うかもしれないけど、毎年、毎年、1人ずつ送って3年やるよりも、1回で3人送り込んでしまって、3人で持ち帰ってその学びを継続していく。3人だと応援しあって、継続していくんです。もちろん「1」でも来ないよりいいし、「1」より「2」の方がいい。でも(2人だと)2人ともゲンナリしちゃうときがある。だけど「3」って“三脚”だとそれだけで立てるじゃないですか。だから3人だと倒れない。やっぱり、マジックナンバー「3」なんですよね。 だから3回来ると深みがやっぱり違う。もちろん1回だけでも効果がありますが、1回目は「解放」が起き、2回目は「自己対話・内省」が深まり、3回目で「動く・創発」する。だから3回来ることをお勧めしています。

(写真を見せながら)「みなべ」だと、こんなことをしています。やっぱり梅。 それからウミガメが来るんですよ。山から川、海へとここが全部繋がっている。「梅システム」と名付けられている仕組みが、世界農業遺産で今年10周年。今年はその記念イベントもあります。

島田:同じ和歌山県のすさみ町は、漁業の町。伊勢エビの刺し網漁をお手伝いしています。船に乗っけていただくことはできないんですが、漁師さんたちが漁から帰ってきた直後から網を上げて、その網から伊勢エビを外す作業を手伝っています。網には「未利用魚」と言われる、釣れちゃっても流通に乗らないお魚がいっぱい。本当にもったいないので、未利用魚の活用を考えて自分たちで料理をつくって、新しいレシピを開発したりしながら、未利用魚活性化の活動をしています。

今ですね。(右上の写真)漁師さんが住まわれていたおうちを民泊にするっていう「漁師民泊づくりプロジェクト」が続いています。自分たちでトンカントンカンやりながら、こうやって床板から外して床を張り直して、天井の張り直しもやりました。これ(右下の写真)が漁師小屋です。漁師さんたちの漁場のすぐ横にある、道具を入れたり、火で温まったりするところを全部、組合長が「もう好きにしていいよ」って言ってくれて。「片付けます」と言って全部片付けて、「ペンキを塗っていいよ」「ピンクにしていいですか?」と(笑)。これはまさにピンクのペンキを塗りまくっている最中。これらを”すさみ”に行く度に、なにかやって帰るということを続けています。  

島田:これは能登です。能登は震災もありましたけれども、復興も兼ねて今活動しておりまして、林業が中心です。能登木こりのGOENのみんなと活動しつつ、今はある地域のお米農家さんのいろんな仕組みをサポートしていこうということで、農業にも関わらせていただいています。

この写真は高浜。ここは水産業の6次化が進んでいるので、いろんな商品の開発を一緒にやらせていただいています。

それから尾鷲(おわせ)。ここには農林漁業が全部あります。尾鷲は市としても大変前向きで、環境について、ゼロカーボンとかオーガニック、ネイチャーポジティブに具体的に取り組んでいて、とても学びになるところです。

そして富山県の魚津。ここは水が超綺麗で、「水の循環」という大きなテーマで農林業に関わっています。

大野:はい。ありがとうございます。 僕たちの「KX」という議論でも「個人個人、一人ひとりが目覚めていく、気付いていく、アクションを変えてく」ことと「会社や組織が変わっていく」ことが両輪で同時に回っていかないと駄目だよねということを強調しています。

こういう研修、あえて「研修」と呼ぶとしたら、こういう体験をすることで「人が変わる」ことで「それが組織で広がっていく、波及していく」というようなことが起きていますか?

 

【一人ひとりのWell-Beingが組織に波及していく】

島田:起きてると思う!それは「感覚的にそうですか?」と言うと「YES」ですし、感覚だけじゃなくて(データを)取っていまして、そこでも明確です。ちなみにTUNAGUも内閣府から賞をいただきました。 すごく嬉しい。 ありがとうございます。

島田:まずTUNAGU参加者は、確実にWell-Beingが上がるんです。 どうしてかというと「ポジティブ感情(という感情が)上がる」ということ、もしくは「ネガティブ感情が下がる、なくなる」ということが、参加する前後で起きるんです。例えばそれはこんな感じです。

22あると言われている感情の層があって「ポジティブ感情」と言われるものが、この黄色い線より上部の6つです。「ネガティブ感情」といわれるものは、8つ目の退屈より下になるんですけれども、参加前と後を比べると、明らかに「ポジティブ感情」が増加して、「ネガティブ感情」が下がる、もしくはなくなるということがわかります。(グラフを添付いただくのがいいと思います)

島田:Well-Beingが上がる要素というのが、ポジティブ心理学でのリサーチでわかっていて、切り口が5つあるんです。そのうちの1つが「ポジティブ感情」。「ポジティブな感情をより感じる人の方が、ウェルビーイングが高い」ということがわかっています。したがってTUNAGUは「参加者のWell-Beingの向上に貢献している」と言えるでしょう。さきほど何回か大野さんも豊田さんもおっしゃってくださっていましたが、梅収穫をやって、体感したことがあると思うんです。その体験を「PERMA」で全部、説明できるんですよ。

晴れてはいなかったけれど、いろんな意味で「P」=「Positive Emotions」ポジティブな感情を五感を通じて感じたと思います。。梅の香りとか、雨の音っていうのも実はすごく心地よかったり、晴れていたり、青い海が見えたり、日差しや緑の自然の中で気持ちよく活動する。それから「没入」、この「E」=「Engagement」というのは非常に重要で、特に梅ひらいはそうなのですが、単純作業の繰り返しで脳がフローという状態に入りやすくなります。「 R」=「関係性」ですね、農家さんとの繋がりができます。他の参加者の人たちとも繋がっていくので、つながりが広がる。それから「M」=「Meaning」感謝されていることで、自分が貢献できている、自分は意味のある存在だと感じられることで自己肯定感・効用感が増します。さらには「A」=「Accomplishment(達成)」目の前で梅でいっぱいになったコンテナ(箱)がどんどん増えていくという目で見える成果を感じられます。PERMAが1次産業ワーケーション®の中で、全て満たされるんですよね。

Well-Beingを感じている人は、健康で長寿、人間関係も「良い」ではなく「素晴らしい」。仕事のパフォーマンスも創造性も上がるということが、リサーチの結果わかっています。 社会性も増して、レジリエンス、つまり耐性も上がります。難しいこと、大変なことがあったときに倒れないこととか、やり抜くという意味を超えて、毎日いろんなことがあるし人間なんだから倒れてもいいんです。嫌になったり、投げ出したくなったりしてもいいんです。でも、倒れても、Well-Beingが高いと戻ることができるというのが「レジリエンス」の本来の意味です。だからやっぱりWell-Beingな状態であるというのは、本人にとってはもちろんのこと、会社にとっても非常に重要なこと。社員の一人ひとりが良い状態であること、この状態を作っていくのが「Well-Being経営」であって、「それはどうやってやったらいいの?」と言ったら「Well-Beingを体現できる人を1人でも多く増やす」ということからしかできないから、そのために、とにかく「梅ワーでもいいし、TUNAGUでもいいし、なにかに来てもらえたら絶対効果ある」ということを自信を持ってお伝えします。 

大野:その「1人が起点になる」、「起点になる1人がだんだん増えていく」ことが大事ってこと?

島田:1人だと、場の力の方が強いから、なにかに参加してやる気になって組織に帰っても、また戻ってしまうことが多いんです。だから「3」なんです。

今年は企業から3人単位で送ってくれるケースが増えてきています。おカネじゃないんです。私がこれをやっている理由は。でも運営するのにもちろんおカネも必要だからいただきますけど、3人来たら2人分でいいって言ってるくらいですから(笑)。もう、とにかく来てほしい、体験してほしい。そうしたらわかるから。今回来てくれて、体験したらわかったでしょ?やっぱり体験するしかないですよね。

豊田:はい。改めて島田さん。社会への参加とか社会性のある行動っていう、まさに梅ワーなどの一次産業ワーケーション®はその通りだなと思うんですけれど、会社勤めをしているということは、社会に何らかの形で接してると思ってるじゃないですか?

でもそれはかなり空虚な感覚だと思うんです。けれども「その社会との接点は間違ってない」と言う方もいるから、Well-Beingが多分得られていないんですよね。一次産業ワーケーション®だとすごくダイレクトに社会と接点を持ってるという実感がある。

逆に言えば、今会社勤めでというところは、もっともっとこうしたいという欲求も出てくるだろうし、いわゆる「越境学習」とも、水準が違う学びというか気づきというか・・・「体験だけで貢献になる」って、すごい体験なんだなと改めて感じました。

 

<「ありがとう」と「この人のために何かやりたい」の循環が生まれるのが社会>

島田:まさに「越境」だと思うんですよね。いつもいるところとか、コンフォタブルゾーン、もしくはおうちと会社の往復とか。毎日のルーティーンがあって、そうじゃないことをすることが重要で、梅ワーなんて本当に日帰りでも来れちゃう。1泊2日でも来ることが、まさに「越境」じゃないですか。「境を越えて来る」ことがもたらすものもすごく大きい。

「会社」って反対にしたら「社会」ですよね。 どうやったら反対になるのかと言うと、順番を変えればよくて「いつも大事にしてることじゃないこと」をやってみる。「いつも大事にしてること」例えば期日を守るとか、売上を上げるとかいろいろありますよね、いつも気にしていること。そうじゃないことをやってみるんです。だから梅収穫をちょっとやりに来てみてよ」と思います。やっていると「こんなことしてていいの?私、なんで梅ひらってんの?」と思うわけですよ。「なんで梅ひらってんだろ?こんなに。お金にもなんないのに」って。でもね、豊田さんたちが昨日ひらってくださったあの一粒を、どこかの誰かが食べるんですよ。

今回の梅ワーの体験で農家さんともつながって、このひと粒を作るのにどんな想いがあったかが想像できるじゃないですか。今年は雹の被害で、梅の実がものすごく傷ついてるんですね。でも味は変わらないんですよ。けれども見た目が悪いからって、48億円の経済損失になって。でも梅ワーに来てくれている人は、味は変わらないこと、農家さんの努力の結晶であることがわかるから喜んで買います。そしてなんとね、農家さんがね「持ってけ」ってくださるんです。今年は特に「大事な梅なのに」と思うけれども、農家さんが来てくれる人への「感謝を何かで」って思ってしてくださることなんです。農家さんの気持ちなんです。本当の感謝ってなんていうのかな・・・心からの「 ありがとう」と心からの「この人のために何かやりたいな」と、この循環が生まれるのが、私は「社会」だと思っています。 

大野:やっぱり会社、特に大きな会社の中だけにいると、仕事もどんどん分業化しちゃってるし、専門化しちゃっていて、自分が目の前でやってるこの仕事って誰のためなんだっけというのがだんだん見えなくなりますよね。やはり会社の外に出て「越境」して、農家さんとのコミュニティに入っていったりすると、また全然違う。 会社と家庭だけじゃないっていうね。

島田:そう。「サードプレイス」とよく言われますけど、「サード(オフィス)」「フォースオフィス」もいっぱいあっていいと思います。梅ワーは確実にサードプレイスになっていて、なんと、いろんな地域の農家さんがみなべに大集結するんですよ。実は三重県のみかん農家さんや甘夏農家さんが梅を手伝いに来てくれてるんです。 梅ワーに参加してくれているんです。そして、みなべの農家さんもみかん収穫(みかワー)を手伝いに行ったり、甘夏収穫(甘ワー)を手伝いに行ったりするんですね。 今年も明後日の14日に、三重県の農家さんたちが来てくれます。

大野 :農家さん同士が!

島田:そうなんです。これは、結構重要なことなんじゃないかと思っています。農家さん同士が知り合って、お互いが、もし繁忙期が違うならお手伝いし合うと、地域を超える、越境する繋がりができる。活性化する、かつ、それぞれの農家さんが持っていらっしゃる技術とスキルのベースがド素人とは違うから、すぐに良い効果が出せますし、あとやっぱり農家さんと繋がっているという意味は大きいと思うんです。例えば、今後食料危機みたいなものがあり得ると思うんですが、これは脅しで言ってるんじゃなくて、日本の食料自給率を考えたらすごく低いし、耕作放棄地も増えている。家庭菜園でもいいから、何かしら自分で育てて作るみたいなことをやれる人が東京の中で増えてくることも、結構大事ではないかと。あと防災の観点 。なにかあったときに身を寄せられるぐらい、いい繋がりが持てるかどうか。こういう表現をするとなんかちょっと嫌な感じかもしれないけど、そうではなく、自然の繋がりがあると、本当に血の繋がり、気の繋がりっていうか、頼り合える関係性があることの重要性とありがたさ、これが今すごく感じていることですね。 

大野:はい。ありがとうございました。1時間、あっという間でした。最後に、この「KX」というキーワードでこれまで話してもらったんですけれども「これからの会社がこんな方向になったらいいな」ということを表す25個のキーワードで、こういうカードを作りました。この25のカードの中から島田さんに「特に大事だな、気になるな」と思うものを選んでいただいたんですね。

こんな問いかけを会社の中でしませんか?みたいなことだと思うんですが、この3つを選ばれたその心を最後に教えてください。 

 

<島田さんの選んだ3枚のカード>

島田:ありがとうございます。自分が何を選んだかもうすっかり忘れてるけど(笑)。

でもこうやって出していただくと、ああ!って思います。私の一番は、やっぱり一番左(「自分を感じてますか?信じてますか?」のカード)かな。 自分っていうものをいつもいつも、その存在に寄り添っていられてるかどうかというのは非常に重要だと思っています。「自分らしさ」と言われるようなもの。自分のことを「わかっている」とか「知っている」「信じている」という感覚の大切さを伝えたい。自信というのは「自分を信じてる」って意味だから「何かができるからすごいでしょ」ではなくて「自分は大丈夫だ。だって自分だもんね」って、この対話ができてることだと思うので、これがあることが組織の中に居ても「自律」することだと思っているんです。

「自律」の「律」を皆さん「律する」方の「律」っておっしゃるけど、私は「律する」必要がないとはっきり伝えています。「自分を律する必要」なんて一切なくて「自分が旋律を奏でる方の律」と伝えています。自分の音色、自分の色を出して、自分で決めて自分で動いていける「自分の旋律を奏でられる人」を増やすこと、そういう人材を育むことに私は携わりたくて、今このTUNAGUに没頭しています。だからまず一番はこれ。

 かつ、一番右(「一人ひとりが“想い”に気づける場ですか?」のカード)があると、自分の想いに気が付ける。何のために生きてるんだっけ?何のためにこの時代に、この場所で生まれてこれやってるんだっけ?ってふと思い出し直す。そこには必ず理由があって、自分がいる意味、つまり「パーパス」ですよね。もし会社というところがそれに気づける場所になってたら、すごいじゃないですか。やっぱり会社ってものすごい場所だから。オフィスに行って会社の誰かと喋ってて、自分のパーパスに気づける。会社がそんな場になっていたら、本当、パワフルですよね。そのためにも、会社の中だけじゃなくて、さっきも言ってくださった「越境」ですよね。会社を超えたつながりが本当に重要で、とにかくつながりが最大のキーワードだと思うから(真ん中のカード「会社を超えたつながりの機会を創れていますか?」を指して)。

うん。さすがだな!この3つを選んだ私って(笑)! 

大野:いや。さすがですよね。やっぱり島田さんの想いがこもった3枚だと思います。ありがとうございます。最後に次回の告知をさせていただいて、最後、島田さんに締めの言葉をいただこうと思います。

このシリーズ、3月にスタートして12月までずっと続いていきます。 12月にはコアメンバー全員集まってリアルのイベントを、サイボウズさんの会社の会場を借りてやろうと思っていますので、よろしくお願いします。 

次回は、7月の10日にニューホライズンコレクティブの野澤さんをお招きして、第5回、SessionⅤをやりたいと思います。みなさま、ぜひお越しください。ありがとうございました。

島田さん、最後に今日は1時間、どうもありがとうございました。皆さんに最後のメッセージを、一言いただければと思います。

島田:皆さん、本当に、見てくださって、聞いてくださって、ありがとうございました。あの、まず何より私は、豊田さんと大野さんがこれをずっと続けてるっていうことがね、マジすごいと思って、本当に。

豊田:なかなか日本は、まだ変わってないですけども・・・

島田:いや。きっと、変わってきてるんだと思うんですよね。1ミリ動いたら絶対変わるもん。あの当時、確か2025年を夢見てやってた年が、今年じゃないですか。

もう2025年、来ちゃってるでしょ。そのとき、2018年の暮れ、2019年の自分と今比べたら、きっとお2人もそうだと思うんです。 変えてきてるよね。変わってきてるよね。

まだまだ先は見えないけど。 だからこうやって折々感じさせていただけてるってことが、すごく嬉しい。とにかく、私がやってることに来てください。関わってください。モヤっとしてたり見えなかったりしたら越境!逆のことをする! 逆のことをしに、ここに、みなべに、梅に、TUNAGUに来てください。ここにはお布団、20個ぐらいあるんで、泊まっていただいていいですので。お待ちしております。

大野:はい。ではお時間となりました。今日は島田さん、どうもありがとうございました。これからも一緒に世の中を変えていきたいと思っております。よろしくお願いします。

島田:ありがとうございます。

大野 :今日お越しいただいた皆さま、どうもありがとうございました。また引き続きセッションを続けていきますので、よろしくお願いいたします。お疲れ様でした。