オンライン・セミナー『大野誠一の100年ライフの歩き方』は、ライフシフト・ジャパン代表の大野誠一が旅人となって、100年ライフを生きていく私たちが知っておくべきリアルな情報を探っていくシリーズセミナーです。
さまざまな分野の専門家を訪ねて、皆さんと一緒に学んでいきます。
第8回のゲストは、勅使川原 真衣(てしがわら まい)さんです。
勅使川原さんが2022年の年末に創業間もない小さな出版社(どく社)から出版した書籍『「能力」の生きづらさをほぐす』は、静かなスマッシュヒットとなり、その後、「組織の専門家が命をかけて探究した、他者と生きる知恵」というフレーズと共に、多くのメディアにも取り上げられるロングセラーとなっています。
BCG(ボストン コンサルティング グループ)やヘイコンサルティングといった外資系コンサルティング会社で人材開発の専門家として活躍してきた勅使川原さんは、2020年に進行性の乳がんを発症(現在も闘病中)。大学院時代に社会教育学を学び、それまでも一元的な「能力信奉」に疑問を持ち続けて来た勅使川原さんは、自身の死を意識したことをきっかけに、「こんな息苦しい社会を子どもたちが生きていかなくちゃいけないとしたら、死んでも死にきれない」と執筆を決意。そして生まれたのが『「能力」の生きづらさをほぐす』でした。
この本で、勅使川原さんは、能力の診断や開発を謳う商品やサービスを次々と売り出す人材業界に真っ向から立ち向かっています。
私たちの100年ライフを生きづらくしているのは、個人が何か特定の「能力」を持つことが正しく、「能力」を獲得することが成功や幸せにつながるという“常識”かもしれません。
そんな“常識”をほぐし、もう少し生きやすくなるために、勅使川原さんは、「わからなさを泳ぐ」というキーワードで語りかけてくれます。
皆さんも、誰もが信じている“常識”を疑い、「生きづらさをほぐす」時間をご一緒しませんか?
<開催概要>
日時:2024年3月19日(火)19:30〜21:00
開催方法:開催方法:zoomウェビナーで開催します。お申込者には前日までに視聴URLをご連絡します。また、開催翌日には録画をお送りします。
お申込み:こちら(Peatix)からお申込みください。※終了しました
料金:無料
<登壇者プロフィール>
勅使川原 真衣(てしがわら まい)/『「能力」の生きづらさをほぐす』著者、組織開発コンサルタント
1982年、横浜市生まれ。慶応大学環境情報学部卒業、東京大学大学院教育学研究科修士課程修了。BCG(ボストン コンサルティング グループ)などの外資コンサルティングファーム勤務を経て2017年、組織開発コンサルタントとして独立。企業や病院、学校などを支援する。2児の母。2020年から乳がん闘病中。著書『「能力」の生きづらさをほぐす』(どく社、22年)は紀伊國屋じんぶん大賞2024で第8位入賞。朝日新聞デジタルRe:Ronで「よりよい社会と言うならば」と、大和書房オンラインマガジンで「組織のほぐし屋」、教育開発研究所『教職研修』で「みんなの職員室」を連載中。
旅人・大野誠一(ライフシフト・ジャパン代表取締役CEO)
1982年、リクルート入社。「ガテン」「とらばーゆ」「アントレ」「ダ・ヴィンチ」の編集長を務めるなど、多くの新商品開発、新規事業開発を担当。2001年、パナソニックに移り、デジタルテレビ向け映像配信サービス開発を担当。2006年にジョイントベンチャー・アクトビラを設立し、代表取締役社長に就任。2011年、ローソンHMVエンタテイメントにて新規事業開発、スタートアップ企業とのアライアンスを推進。2017年、仲間達と共にソーシャル・ベンチャー「ライフシフト・ジャパン」を設立し、代表取締役CEOに就任。「人生100年時代」をワクワク生きるための“マルチステージ型ライフデザイン”を提唱しています